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骨粗しょう症とは、老化やカルシウム不足、運動不足、喫煙や飲酒、閉経(女性ホルモンの減少)などが原因となって骨量(カルシウムやコラーゲンなど)が減少し、鬆(す)が入ったように骨がスカスカになり、もろくなる疾患です。
骨粗しょう症になると、わずかな衝撃でも骨折を来たしやすくなります(骨折リスク上昇)。そして、骨粗しょう症による骨折は「要介護状態」を招きやすくなります。
骨量は、20~30歳頃の若い時期をピークに、加齢と共に減少していきます。この骨量、ひいては骨密度(単位体積あたりの骨量)が減少することによって骨粗しょう症と言われる状態に至ります。 専門的な治療や適切な生活改善を行えば、骨密度の減少を改善し、骨折リスクを大幅に減少させることができます。
当院では骨粗しょう症を簡単に検査できるX線骨密度測定装置を導入しております。前腕骨を15秒で測定いたします。
当院のX線骨密度測定装置は、DXA法を用いた骨密度測定装置です。DXA法とは、二種類の異なるエネルギーのX線を用いることによって、筋肉や脂肪などに関係なく骨成分だけを測定する方法で、超音波で行う検査に比べ、検査精度が高く、日本骨代謝学会で推奨されている検査法です。
骨粗しょう症の診断にあたっては、骨密度検査、骨代謝マーカーの検査、X線検査、身長測定などが行われます。
骨粗しょう症の発症には、老化や閉経以外にも食事・運動などの生活習慣が大きく関与しています。そういう意味で骨粗しょう症は「骨の生活習慣病」とも言え、そのため食事・運動療法もこの病気の予防と改善には不可欠です。ただし、骨粗しょう症との診断を受けたなら、治療の中心は薬物療法となります。